メールをやりとりするためにはメールアドレスの設定が必要です。 解説ではGmailで取得したアドレスを例にとります。
GmailはGoogleのフリーメールサービスです。 無料でありながら、通信の暗号化に対応していますので、メール内容の盗聴や改ざんの心配がありません。ただし、メールパスワードの暗号化はされません。
プロバイダのメールアドレスや、他のフリーメールでも基本は同じです。 各社の説明書などを参考にして設定してみてください。
まず、取得したメールアドレスをメールソフトで使用できるように、Gmail側で設定しておく必要があります。 Gmail ヘルプ センター の POP アクセス を参考に設定してください。 また、メール クライアントの設定: Thunderbird 1.5 も参考になります。
上部のメニューから、[ ツール ] > [ アカウント設定 ]とクリックしていきアカウント設定画面を開きます
左下、[ アカウントを追加 ]をクリックしてアカウントウィザードを起動します。
または、[ ファイル ] > [ 新規作成 ] > [ アカウント ]でもアカウントウィザードが起動します。
[ メールアカウント ]を選択して[ 次へ ]をクリックします。
[ あなたの名前 ]にはニックネームや名前などを入力します。 メールをやりとりする際にわかりやすい名前がいいのですが、 見ず知らずの相手とメールする場合は本名は避けた方が無難です。 例では サンプル というニックネームとしました。 [ メールアドレス ]には取得したアドレスを入力します。 例では[ example@gmail.com ]という架空のアドレスです。
Gmailの場合、受信サーバは[ POP ]を使用します。 受信サーバ名は[ pop.gmail.com ]です。 なお、届いたメールアドレスごとに保存する場所を分けたい場合には[ 共通受信トレイを使用する ]のチェックを外しておきます。
Gmailの送信サーバ名は[ smtp.gmail.com ]です。
Gmailでは[ 受信ユーザID ]も[ 送信ユーザID ]もメールアドレスと同じものです。
好きな名前を入力します。 今回はメールアドレスそのものをアカウント名にしました。
最後に間違いなどが無いか確認します。 修正したければ[ 戻る ]、そのままでよければ[ 完了 ]をクリックします。
無事に登録されるとアカウント設定画面に表示されます。
次にサーバとの通信の設定をします。 Gmailは受信サーバとの通信に暗号化されたSSL(Secure Sockets Layer)を使用します。 [ SSL ]にチェックを入れたら、ポートが[ 995 ]になっていることを確認します。 確認できたら[ OK ]ボタンを押します。
同様に送信サーバとの通信の設定を変更します。 [ 送信(SMTP)サーバ ]を選択し、[ 編集 ]ボタンを押します。
送信サーバではTLS(Transport Layer Security)という暗号化方式を使用します。 [ TLS ]にチェックを入れ、ポート番号を[ 587 ]に変更します。 終わったら[ OK ]をクリックします。
すべての設定を終えたら、アカウント設定画面をとじます。 ウィンドウ左上の受信ボタンをクリックして受信できるか確認します。 この時パスワードの入力を求められます。
Gmailに登録したパスワードを入力します。
[ パスワードマネージャでこのパスワードを記録する ]をチェックしておきます。
これで、次回からはパスワードを入力する必要はありません。